ドキュメンタリー10番勝負

「ドキュメンタリー10番勝負 〜あとがき〜」

久々に感想書いてみた。連続して10本。しかもどれも重いのばかり。もうちょいサクッとまとめられないものかねえ...と悩みつつ書きました。久々に書いてみて自分の感想の書き方を思い出したので、なるべくなら続けて書いていきたいもんですよ。今年を代表す…

「トーキョードリフター」

松江哲明監督の2011年は、かなり飛躍の年だったんじゃないでしょうか。「DV」の製作・発売。特集上映の公開。本の発売。中でも一番の収穫はこの作品が作れた事だったかもしれません。今回は最新作「トーキョードリフター」の感想です。 【イントロダクション…

「ハメ撮りの夜明け 完結編」「セックスと嘘とビデオテープとウソ」

今回取り上げる作品は、前回感想を書いた「童貞。をプロデュース」の松江哲明監督が作ったAV(正確にはCS放送作品)と、その後日談のような作品の2本。【解説】※先日渋谷オーディトリウムで上映された「松江哲明グレイテストヒッツ1999-2011」のチラシより…

「童貞。をプロデュース」

この作品は今のところ年一回、一週間のみしか上映されない(来年あるかどうかはわからない)という、観るタイミングをちゃんと合わせなければいけないシロモノです。DVD化の予定まったく無し。今年は松江哲明監督の特集上映が組まれた事もあって観るチャンス…

「エンディングノート」

今回は新宿ピカデリーで公開されていた「エンディングノート」についての感想です。たしか今もどこかでやってるのかな?ドキュメンタリーというジャンルもすっかりお客さんが入るようになりまして、新宿ピカデリーなんて大きな劇場で公開されるようになった…

ニコニコ動画「片桐えりりか 室内花火で大騒動!マジキチ ネ申配信 ダイジェスト」

今やってる「ドキュメンタリー10番勝負」で取り上げる作品の中でも一番の飛び道具。半年前にニコニコ動画で話題になった作品の感想です。作品?まずはこの動画をご覧ください。 自称ネットアイドルの女が部屋の中で花火に火を付け、インターネットで生中継し…

「glee/グリー ザ・コンサート3Dムービー」

ドキュメンタリーってだいたい被写体がしゃべっている「言葉」に重きを置いていて、「音楽」というのはあくまでも「おかず」であるんだけど、じゃあ音楽が「メイン」のドキュメンタリー場合、どういう作用があるんでしょね。 一寸前にちょうど「音楽」を取り…

「監督失格」

【平野勝之監督の「映画」の最新作が公開される。】 このニュースを聞いた時に胸がグッと締め付けられました。 ついに平野監督に、「あの人」の事を再び取り上げる覚悟ができたのか...。 観たい!けど、怖い。 今回は今年観た映画の中で第一報を聞いて以来、…

「由美香」「流れ者図鑑」「白 THE WHITE」

今年のドキュメンタリーと言えば「監督失格」は外せないし、まあ次回書くんですけども、その前に平野勝之監督の「自転車三部作」についてもご紹介しておかねばなるまいと思ったので今回の10番勝負に入れました。今回は3本で1番勝負。 その前に3本の作品…

「無常素描」

2011年も師走になり、あっという間でしたがいつもながらに「あっという間」感がハンパ無いのは、みんなで3月11日を経験してしまったからかもしれません。もう9ヶ月も前の話なのに「あの時何をしていたか」ってのがそれぞれ話せる日。エンターテイメントもあ…

「Peace」(と「なぜ僕はドキュメンタリーを撮るのか」)

今回は、今でもどこかで公開しているであろう息の長い作品「Peace」の感想です。今回はドキュメンタリーでも、僕の得意とするスタイルとはまた別のスタイルなのでいったいどうなるやら。【解説】※公式HPより引用 「平和って何だろう?どうしたらみんなが共存…

「ドキュメンタリー10番勝負 〜口上〜」

端的に言ってしまえば洋画、邦画、テレビの如何を問わず「ドキュメンタリー」が好きなのである。 だからハリウッド超大作を観ても、テレビ局製作のごっつぁん映画を観ても、根本的にはそんなに楽しんでおらず、その映像の中に「ドキュメンタリー的な瞬間」を…