「英国王のスピーチ」

感想を書く順番が前後してしまいましたが、結構前に「英国王のスピーチ」を観てきましたよ。

【あらすじ】※シネマトゥディより引用

幼いころから、ずっと吃音(きつおん)に悩んできたジョージ6世コリン・ファース)。そのため内気な性格だったが、厳格な英国王ジョージ5世(マイケル・ガンボン)はそんな息子を許さず、さまざまな式典でスピーチを命じる。ジョージの妻エリザベス(ヘレナ・ボナム=カーター)は、スピーチ矯正の専門家ライオネル(ジェフリー・ラッシュ)のもとへ夫を連れていくが……。


以下、感想。





と、言っても大変良質のコメディー映画とか王道的なカンフー映画とか言った、的確かつ見事な感想を書いている方がいらっしゃるので、そちらを読んで頂ければ...とも思ってる次第。


ちょろっとだけ書くと、後半のスピードが早い展開が物凄く好きでした。呑気におもしろ訓練を続けるジョージ五世と先生に忍び寄る戦争の影。明らかに準備不足なんだけどイギリス国民に対して伝えなければならない。備えて無くてもやらなきゃいけない時があるっていうのをスピード感で表現してて良かったです。先生の訓練が傍から見れば滑稽でねえ...。でもそこが良くてね。一生懸命だからこそ笑っちゃうし美しい。あと、「人の話を聴くという重要さ」と「人に伝える事の楽しさ」っていうのが良く分かりました。でもそれって映画の一番のテーマである「言葉」から伝わってくるんじゃなくて、実は俳優陣の「表情」で伝わってくるっていうのが素晴らしいよ。


アカデミー賞取ったからっていう理由で観に行くのもいいけど、何の情報も入れず、フラッと映画館に行って観たら「得した!」って思えるんじゃないでしょうか。ガチガチにかしこまった映画では無いよ。軽い気持ちで観に行くのをオススメします。


ちょうど今回の地震でテレビやラジオが一斉に緊急放送をする中、地震翌日に「人間なめんな!」というテーマで放送したタマフルとか、「リスナーの皆さんへ」と3分だけ生放送した伊集院さんのJUNKとかが見事に我々の「英国王のスピーチ」だったなあとも思いました。
D







はい、まあ映画はホント面白いんでオススメという事で今回はもう一点。
この「英国王のスピーチ」を出張先の広島で観たんだけど、その映画館八丁座に驚きましたよ!
仕事が早く終わった&宿泊先のネットが繋がらないって事でtwitterやりながらブラブラしてましてね。広島在住のフォロワーの方から「八丁座オススメです!」というリプライが飛んできたので調べていってみたら、まあ

これとか

これとか

こんな感じなんだもの!そりゃあ驚くよ!!


見事なまでに純和風。受付には映画の上映タイトルを示す電光掲示板のかわりに旅館の「歓迎○○様」の木札。スタッフみんなハッピ着ちゃってたよ。座席は都内でいうとTOHOシネマズ六本木ヒルズのプレミアスクリーンクラス。場内放送で上映する映画の簡単な解説。「ストップ映画泥棒」CM無し。ものすごいラグジュアリー空間でした!非常に良い映画体験をさせて頂きました。広島の観光スポットに入れても良いくらい。広島に行く用事がある際は是非オススメですよ!

広島「八丁座」