2012年 個人的映画ランキング各賞【後編】

昨日に引き続きまして映画ランキング各賞の発表です。

【音楽賞】
1位:「加地等がいた 僕の歌を聴いとくれ」より「これで終わりにしたい」

2位:「愛のゆくえ(仮)」より「グッド・バイ・マイ・ラブ

3位:「サニー 永遠の仲間たち」より「sunny」

4位:「スカイフォール」より「Skyfall」

5位:「BEYOND THE ONEDAY」より「ONE DAY」

1位の映画は他にも名曲揃いなんだけど、特にボクのようなクズには身につまされるような曲で、つい泣けてしまいます。2位はワンアイデアの脚本にこの曲を見出す事ができたという時点で大成功でしょう。アレンジも素晴らしかったです。3位はイントロ聴いただけであのシーンが蘇るというインパクトから。4位は老舗ならではの味、って感じでした。もう、ほぼ演歌ですね。もちろん大好きです。5位は、韓流の曲って全くなじみが無いんだけどこの曲はスゴく良かったです。ワクワク感がありました。次点では「桐島〜」の「ローエングリン』の一曲「エルザの大聖堂への行列」、「悪の教典」の「マック・ザ・ナイフ」なんか印象に残りました。



美術賞

1位:「クレイジーホース・パリ」
2位:「苦役列車
3位:「サニー 永遠の仲間たち」
4位:「月光ノ仮面
5位:「この空の花」

1位はセクシーで綺麗で見とれる程の神々しさがありました。実際に行ってみたいと思った点もプラス。2位〜4位は、如何に当時の世界を再現できるかという点に於いて素晴らしい出来だったと思います。奇しくも2位と3位って同時期の話なんだよね。2位では「コブラ」観に行こうとしてるし、3位では「ロッキー4」の看板がモロに出るし。5位は唯一無二の世界観。次点は「テルマエロマエ」と「のぼうの城」。スゴく良かったですよ。



脚本賞

1位:「苦役列車
2位:「高地戦」
3位:「アルゴ」
4位:「愛のゆくえ(仮)」
5位:「その夜の侍」

1位は原作に無いキャラと映画的着地点を違和感無く取り入れられている点が素晴らしかったです。2位、3位は「ええ!!!も〜!!!」っていう感嘆符の連続でした。4位、5位は余韻が良かったです。あの後いったいどうするんだろう...と、観客に観賞後の余白をまるまる預けているのも信頼できる作りでした。次点は「聴こえてる、ふりをしただけ」と「この空の花」。



【監督賞】

1位:刀川和也「隣る人」
2位:大林宣彦「この空の花」
3位:田中要次 (BoBA) 「3.11 明日」より「蝶蜻蛉は虹の夢を見る」
4位:ベン・アフレック「アルゴ」
5位:板尾創路月光ノ仮面

とにかく根気と手間が尋常じゃなかったであろう作品を作り上げた刀川和也監督が1位。8年も通ったってんだからスゴい。2位は唯一無二。なんか次元が違う人のような感じがします。今回の映画を観てよりそう思いました。3位は、あの震災についてボクが思ってた後ろ向きな考えと同じ事をよく言ってくれた!!っていう感動から。ネタバレになるので言えませんが、機会があれば是非観て頂きたい!4位はおかず特盛のサービス精神の良さから。5位は、正直この作品のオチの方が「悪の教典」よりも面白かったので。次点は
「BEYOND THE ONEDAY」の大道省一監督です。ボクが観たかった「概念としての『アイドル映画』」を直球で見せてもらいました。AKB48のドキュメンタリーを観てる人にも是非観てもらいたい作品です。



【ベスト・オブ・オープニング賞】

1位:「スカイフォール
2位:「フェイシング・アリ
3位:「ドラゴン・タトゥーの女
4位:「ヱヴァンゲリヲン新劇場版:Q
5位:「サニー 永遠の仲間たち」

オープニングのテンションがエンディングまで下がらないっていう希有な作品を1位にしました。2位はとにかくカッコ良かった。アリと戦ったリビングレジェンド達がジャズに載せてシャドー!カッコいいのは3位も同じくらいでしたね。4位は最初の6分間は面白かったです。5位は、なんかスゴく良い映画が始まりそう...と予感させるオープニングでした。次点は「巨神兵東京に現わる」のジブリのロゴと「アルゴ」の1980年代のワーナーロゴ。



【ベスト・オブ・エンドロール賞】

近くに美味えシャワルマ屋があるっていうじゃねえか。

1位:「アベンジャーズ
2位:「アルゴ」
3位:「隣る人」
4位:「この空の花」
5位:「ヱヴァンゲリヲン新劇場版:Q

この賞で一番大事なのは「お土産」感。一通り楽しんだ上で更にお土産を持たせてくれる心配り溢れる作品を選びました。1位はダントツで「アベンジャーズ」。観た人ならわかる。2位も良かったです。役者さんってホントそっくりな人を選んだのね。3位はオープニングとループになっているという仕掛けが良かったです。4位、あんまり監督が前に出過ぎた結果、最終的に監督本人がナレーションしちゃうという3D感が素晴らしい。5位は曲がスゴく良かったです。ヱヴァってオープニングとエンディングは好きなんですけどね...。次点は「サニー 永遠の仲間たち」。



【最優秀「悪役」賞】

1位:ハビエル・バルデムスカイフォール
2位:ヤヤン・ルヒアン「ザ・レイド
3位:山田孝之「その夜の侍」
4位:ジャン・クロード・ヴァンダム「エクスペンダブルズ2
5位:トム・ヒドルストンアベンジャーズ

とにかくこの人には敵わないんじゃないだろうか...って思わせてくれた最強の敵。それが1位から3位です。今年は本当に強い敵が多かった。4位、5位はオールスターキャストのヒーローと真っ向勝負していい勝負を見せてくれたキャラクターがランクイン。惜しくも次点は「悪の教典」の伊藤英明。上位5人が強過ぎたから漏れちゃった。



【最優秀「アクション」賞」

1位:「アベンジャーズアベンジャーズvsロキ軍団の対決1カット
2位:「SRサイタマノラッパー ロードサイドの逃亡者」審査員(ゴロツキ)vs征夷大将軍
3位:「ザ・レイド」主人公vsその他大勢の戦い
4位:「月光ノ仮面」最後の高座シーン
5位:「ももへの手紙」ケーブルカーでイノシシを追いかけるシーン

多数vs多数のバトルで良かったシーン。1位の1カットはもしあったら良いなあ...と思ってたらホントにやってたのでビックリしました。2位は「新たにチームが生まれる」という高揚感が曲とピッタリあっていて心地良かったです。3位はもう全シーンと言っても過言ではない感じ。4位は笑ってしまいました。5位は田舎の農家が使ってる個人用のケーブルカーでアクションをしてたので新鮮でした。次点は「のぼうの城」より、石田軍 長束正家隊vs成田軍 正木利英 騎馬鉄砲隊。手に汗握る合戦シーンだったと思います。



【最優秀「ファイト」賞】

1位:「アウトレイジビヨンド」西田敏行塩見三省vsビートたけし(with中野英雄
2位:「エクスペンダブルズ2」スタローンvsヴァンダム
3位:「エルサント(仮)」玉井英棋vs先輩レスラーのスパーリング
4位:「アベンジャーズ」各ヒーロー同士のタイマン
5位:「その夜の侍」堺雅人vs山田孝之

毎年「1vs1」の戦いを挙げてますが今年はちょっと変則的かもしれません。1位は、このシーンを観たいが為に2回観に行ってしまいました。2位はボクが子供の頃だったらひっくり返ってるであろう戦い。3位は純粋に胸が熱くなるような良いシーンでした。4位、ちゃんとヒーロー同士もまんべんなく戦わせてるってスゴいと思います。5位は今年観た中でも一番だらしない戦い。だからこそ良かった。次点は「The GREY 凍える太陽」よりリーアム・ニーソンvsでけえオオカミ。



【頑張れ!新垣結衣!!賞】
なにかの弾みで無惨な目に合っている女優さんに送っております。これまでの受賞者は

ですが、今年はこちらの方に。

加藤あい「アナザー」

いや、別に悪かないんだけどさ!なんか「加藤あい」の印象が「無」だったもんで...。頑張れ!超頑張れ!!



【目が死んでるぜ賞 a.k.a.バイトでやってます賞】
去年のハリソン・フォード(「カウボーイvsエイリアン」)を超える人なんて出るんですかねえ、と思ってたら。

1位:竹内力テルマエロマエ
2位:メル・ギブソン「それでも、愛してる」
3位:菅原文太おおかみこどもの雨と雪
4位:寺島しのぶヘルタースケルター

1位、「竹内力の無駄遣いだろ!」って思いました。2位はうつ病?だかの役作りの上で目が死んでた訳では無い気がする...。3位、4位は、まあ言わば「職人」なんでなんとも思ってない感じがビンビンと伝わってきました。



【個人的流行語賞】
今年から作りました。印象に残った台詞とかコピーとか。さっき思いついたばかりなのであまり覚えてないや。来年からちゃんとメモしておこう。

1位:この雨痛いな!「この空の花」
2位:おまた〜!「桐島、部活やめるってよ。」
3位:なめてねえよバカヤロウ!「アウトレイジビヨンド」
4位:日本よ、これが映画だ。アベンジャーズ」コピー
5位:見たいものを見せてあげる「ヘルタースケルター」コピー


画像が無いからこれで代用。よし。

長くなりました。次回は今年のベストテン。




参考までに去年の映画ランキング各賞【後編】はコチラ
2011個人的映画ランキング各賞【後編】