2012年 個人的映画ランキング各賞【前編】

随分とご無沙汰してしまいました。感想はすっかり書けなくなりましたが映画はそれなりに観ておりまして、年末のこの個人的イベントに関してはちゃんとやっておこうと。
という事で、例年通り「2012年に劇場で観た新作映画」を横並びで観直して、良かった人たちを個人的にランキング!



【新人賞】
1位:猪俣南 「この空の花」

2位:イコ・ウワイス 「ザ・レイド

3位:ベレニス・ベジョ 「アーティスト」

4位:野中はな 「聴こえてる、ふりをしただけ」

5位:武井咲 「今日、恋をはじめます


次点:柳 光石 「苦役列車


基準は今年スクリーンで初めて観た役者さんでキラリと光るモノがあった方々。
4位の武井咲さんなんか、下手したらワーストになる可能性もあったのにも関わらず素晴らしい演技(&声)だったと思います。
次点の柳 光石 a.k.a.花岡じったさんに関しては超ベテランで「新人賞」に入れるのもどうかと思いますが、スクリーンで観れたという感動からランクインさせて頂きました。


助演女優賞
1位:チョン・ウヒ 「サニー 永遠の仲間たち」

2位:護あさな 「ゾンビ・アス」

3位:桃井かおり 「ヘルター・スケルター

4位:松岡茉優 「桐島、部活やめるってよ

5位:優香 「ももへの手紙」


次点:ミス・ピギー 「ザ・マペッツ」

次点:安藤サクラ 「その夜の侍」

次点:宮村優子式波・アスカ・ラングレー) 「新劇場版ヱヴァンゲリヲンQ」


助演女優賞は作品に於いて最も重要、且つ印象に残る女性陣をランク付けしました。1位の彼女は、この子が素晴らし過ぎて「サニー」自体の全体ランキングを下げるという珍事が起きる始末。やっぱりこの子良いよ!で、可哀想だよ!2位は観ている人が少ないかもしれませんが、ものスゴい事してました。そのガッツに何か賞を挙げざるを得ない、という感じ。3位は、この人がいなかったら最後まで観るのがしんどかったかも...という点から。4位は「桐島〜」の中で、ある意味唯一の「悪役」を引き受けてる心意気から。5位は、あー優香ちゃんもついに「お母さん」役やるんだあ...っていう驚きと、それ以上にちゃんと「お母さん」してたという事でランクイン。



助演男優賞
1位:大滝秀治 「あなたへ」

2位:マキタスポーツ 「苦役列車

3位:新井浩文 「その夜の侍」

4位:マーク・ラファロ(ハルク) 「アベンジャーズ

5位:チャック・ノリス 「エクスペンダブルズ2


次点:前野朋哉 「桐島、部活やめるってよ

次点:上地雄輔 「のぼうの城

次点:駒木根隆介&水澤紳吾(IKKU&TOM) 「SRサイタマノラッパー ロードサイドの逃亡者」

次点:J.Y.Park 「BEYOND THE ONEDAY」

次点:アギー 「アーティスト」


2012年のベスト脇役としてはっきり「大滝秀治」と言える映画があって良かった。焼酎のワンカップを片手に高倉健を睨みつけるその演技に圧倒されました。2位は、まんまと泣かされてしまったので。3位は主役(堺雅人)と悪役(山田孝之)が自由に演技している中、話を展開させるという重要な役を丁寧に演じていたのが印象的でした。4位、5位はもう映ってるだけで素晴らしかった!その点のみ。次点もみんな素晴らしかったです。



【主演女優賞】
1位:前川麻子 「愛のゆくえ(仮)」

2位:シム・ウンギョン 「サニー 永遠の仲間たち」

3位:中村有沙 「ゾンビアス

4位:前田敦子 「苦役列車」「DOCUMENTARY OF AKB48 Show must go on少女たちは傷つきながら、夢を見る」

5位:ルーニー・マーラ 「ドラゴン・タトゥーの女


次点:松雪泰子 「この空の花」

次点:上戸彩 「テルマエロマエ


物語をグイグイと牽引するパワーを持った女性陣。1位は文句無し、つか男女2人しか出てない映画だったもんね。非常に哀しい映画でした。2位はキュートな顔立ちとそれを超える「岡田あーみん」的白目に。3位はねえ...とにかくスゴいもんを観た気がしましたよ。全くの予想外。「ゾンビアス」を未見の方は観た方が良いよ。たぶん腹立つ人の方が多いと思うけど。4位は2本の合わせ技でランクイン。ぼくがやっているランキングで、しょーもない作品の中で健気に頑張っているアイドルにあげる賞「頑張れ!新垣結衣!賞」ってのがあるんだけど、この賞を取った人は翌年必ず良い作品に恵まれるというジンクスが生まれてきたような気がします。あっちゃんて、去年「もしドラ」でこの賞をくれてやったもの。5位〜次点は「なんとなくエロい」という点からの評価です。いや、当然良かったんスよ!


【主演男優賞】
1位:加地等 「加地等がいた 僕の歌を聴いとくれ」

2位:森山未來 「苦役列車

3位:寺十吾 「愛のゆくえ(仮)」

4位:玉井英棋 「エルサント(パイロット版)」

5位:奥野瑛太(マイティ) 「SRサイタマノラッパー ロードサイドの逃亡者」


次点:伊藤英明 「悪の教典

次点:シン・ハギュン 「高地戦」

次点:高倉健 「あなたへ」

次点:ダニエル・クレイグ 「スカイフォール


今年の映画でカッコ良かった人たち。1位の加地等さんは、知った時にはもうこの世にいないっていう...。残念でなりません。森山未來さんはたぶん毎年ランクインしてしまうんじゃないだろうか...っていう上手さがありますね。3位はクライマックスの新宿駅のシーンが素晴らしかった。4位は小柄でありながら「プロレスラー」の体格を完璧に作り上げてきたという役者魂に感動。5位のマイティはワンカットの気迫が伝わってきました。



以上、長くなったので各賞はまた明日に。なんか今年は日本人は多いね。

ちなみに去年の各賞はコチラ↓
2011個人的映画ランキング各賞【前編】