2011個人的映画ランキング各賞【前編】
なんだかんだで今年ももうおしまい。毎年やってますが、今年も観た映画全てを一つのジャンルにまとめた上で、それぞれランキングを付けてみようと思います。まずは新人賞から。
【新人賞】
1位:デルフィーヌ・シャネアック 「スプライス」
2位:古原靖久 「電人ザボーガー」
3位:桜庭ななみ 「最後の忠臣蔵」「ランウェイ☆ビート」
4位:加藤清史郎 林遼威 木村風太 「忍たま乱太郎」
5位:エミリー・ブラウニング 「エンジェルウォーズ」
映画館で初めて観た役者さんが対象です。一位の人は「誰?」っていう思いが強くて家に帰ってから思わず検索してしまったほど。作品内はこんな顔してましたけどね。
次点では、オリヴィア・ワイルド「トロン:レガシー」、宮下雄也「電人ザボーガー」、佐津川愛美「電人ザボーガー」、野見隆明「さや侍」、二階堂ふみ「劇場版神聖かまってちゃん」の皆さんが印象に残りました。
【助演女優賞】
1位:山崎真実 「電人ザボーガー」
2位:小栗冨美代(由美香ママ) 「監督失格」
3位:メリッサ・レオ 「ザ・ファイター」
4位:エレン・ペイジ 「スーパー!」
5位:黒木メイサ 「アンダルシア 女神の報復」
一位のミスボーグはラブシーンからアクションまで見事で、なおかつラストがスゴく可愛らしかったです。2位の由美香ママは女優ではありませんが平野勝之監督・林由美香・由美香ママの3人のバランスが素晴らしいかったのでかかせません。因業だけど子供思いの母を演じた3位、主人公を超える狂いっぷりを演じた4位も良かった。黒木メイサは去年酷い目(矢島美容室とか)にあっていたので今回はようやく当たり役に巡り会えたんじゃないかと思います。
次点はミラ・クニス「ブラック・スワン」。
【助演男優賞】
1位:谷原章介 「アンダルシア 女神の報酬」「こちら葛飾区亀有公園前派出所 The MOVIE」「忍たま乱太郎」
2位:クリスチャン・ベイル 「ザ・ファイター」
3位:サモ・ハン・キンポー 「イップマン 葉問」
4位:マキシマス 「塔の上のラプンツェル」
5位:でんでん 「冷たい熱帯魚」
谷原章介さんは合わせ技一本。今年は出演作でとにかく酷い目に遭いまくってました。ようやく主人公の味方役かと思ったら顔面が映ってねえっていう...。2011年度「踏んだり蹴ったり賞」の代わりに助演男優一位。クリスチャン・ベイルには毎回驚かされるんだけど「ザ・ファイター」での彼はスゴかった。ホントにダメな人にしか見えない。主演のマーク・ウォークバーグよりも年下なのに兄ちゃん役がハマってた。この人ってバットマンやってたよな?そのギャッブもすげえ!3位は久々にスクリーンで拝見できた上、ど真ん中のカンフーを見せて頂いたので。4位は想像を超えた活躍っぷりを見せてくれました。1シーンのギャグの為にあんなにやってるのかと思ったら、気がついたら映画の真ん中にいたわ。5位はねえ...。もう言わずもがな。つか「でんでんの演じる『村田さん』=園子温監督そのもの」っていう解釈で良いんでしょ?
次点は渡辺裕之「電人ザボーガー」、船長「タンタンの冒険」、速水もこみち「こち亀」など。
【主演女優賞】
1位:林由美香 「監督失格」
2位:ナタリー・ポートマン 「ブラック・スワン」
3位:佐藤江梨子 「その街のこども 劇場版」
4位:中川翔子/小此木真里 「塔の上のラプンツェル」
5位:シャルロット・ゲンズブール 「アンチクライスト」
1位は思い入れのみ。亡くなってからも新作が作られるという女優はスゴい。2位、3位は演じているキャラクターと役者自身の心情が交わる瞬間が映っていたので良かったです。4位は純粋に「上手い!」と思ったので。5位は「ホントにああいう人にしか見えない」という演技が素晴らしかったし怖かったです。
【主演男優賞】
1位:ドニー・イェン 「イップ・マン 序章」「イップ・マン 葉問」「孫文の義士団」
2位:森山未來 「その街のこども 劇場版」
3位:板尾創路 「電人ザボーガー」
4位:ジェシー・アイゼンバーグ 「ソーシャルネットワーク」
5位:砂田知昭 「エンディングノート」
今年の男と言えばドニー・イェンしかいないでしょう!ジャッキーがいい感じで歳をとってしまった今、この人がいるおかげでまだまだカンフー映画が楽しめます。2位の理由は主演女優賞の2、3位と一緒。演技と本心が見え隠れする瞬間。ホントとウソ。ドキュメンタリーならまだしも、劇映画でこういう瞬間が見れたって事は本当に幸せでした。3位、板尾さんはホント良い役者さんだなあ、と。4位、何しゃべってるかわからねえっていうつかみからラストカットまで。やな奴なんだけど見逃せ無い雰囲気が楽しめました。5位は、映画の評価はともかく、良いお父さんでしたよ。敬意を表してランクイン。
次点はウォンビン「アジョシ」、代々木忠「YOYOCHU sexと代々木忠の世界」、前野健太「トーキョードリフター」、マーク・ウォールバーグ「ザ・ファイター」など。
このあたりから今年の個人的ベストテンが透けてきそうですが、とりあえずおいといて次回はこの続き。諸々と細かい賞を。