2010個人的映画ランキング各賞【後編】

前回の続き。音楽賞から。



【音楽賞】

1位:「東京の空」「ライブテープ」
2位:「顔の無い人」「堀川中立売」
3位:「那些花儿(Those flowers)」「スプリング・フィーバー
4位:「ワック!ワック!B-hack」「SR サイタマノラッパー2」
5位:「心」「雷桜
6位:「インセプションのテーマ」「インセプション
7位:「Baibaba Bimba」「nude」
8位:「S.O.S.」「ヒーローショー」
9位:「RIVER」「告白」
10位:「アヒルの子のテーマ」「アヒルの子」
11位:「デスペラード」「13人の刺客」

心にグッときた音楽を順番に。1〜4はCDやiTunesで手に入れるほど好き。5はPVが映画の後日談的な話になってたので気に入りました。8は映画を観る前と観終わった後の印象がガラリと変わった曲。今聴いたらスゲエ怖い。9の悪意のある使い方も嫌いじゃない。全く愛のないところとか。本編に使われなかったけど11は映画の画とすごくハマってました。


美術賞

1位:「インセプション
2位:「ゲゲゲの女房
3位:「ヌードの夜」
4位:「借りぐらしのアリエッティ
5位:「かいじゅうたちのいるところ

観た事無いような世界を作り出した1と5、もしくは独特の世界観を表現した2、3、4こそまさに映画の醍醐味でした。


脚本賞
 

1位:「島田陽子に逢いたい」
2位:「making of LOVE
3位:「インセプション
4位:「ハングオーバー
5位:「(500)日のサマー」
6位:「十三人の刺客
7位:「キック・アス
8位:「第9地区」

純粋に「面白い!」とか「良く出来てる!」と思った脚本。「インセプション」はね。荒い部分もあるけどあの大風呂敷を広げた感じが好きなんですよ。


【監督賞】

セルフ・ドキュメンタリー ---映画監督・松江哲明ができるまで

セルフ・ドキュメンタリー ---映画監督・松江哲明ができるまで

1位:松江哲明「ライブテープ」
2位:クリストファー・ノーランインセプション
3位:ロウ・イエスプリング・フィーバー
4位:三池崇史十三人の刺客
5位:小沼雄一「nude」
6位:鈴木卓爾ゲゲゲの女房

限られた予算と時間でしっかりと自分の表現したい事を作っていたと思います。尊敬に値する監督のみなさん。


ここからはMTVムービーアワード風!


【最優秀チーム】
今年はとにかく「チーム」が活躍する映画が多かったね。バンドなんかもある意味「チーム」と考えるとかなりの量。今年観た映画のチームで「最強!」とか「仲が良い!」とか「このチームに入りたい!」といった観点で上から順番にズラッと上げてみます。

  1. エクスペンダブルズ「エクスペンダブルズ」
  2. 特攻野郎Aチーム特攻野郎Aチーム
  3. SEX AND THE CITYの4人「SATC2」
  4. B-HACK「SR サイタマノラッパー2」
  5. ハングオーバー3人組「ハングオーバー
  6. チーム宇宙警備隊「堀川中立売」
  7. 十三人の刺客十三人の刺客
  8. ロッチ「ソラニン
  9. ヤマト乗組員「SPACE BATTLE SHIP ヤマト」
  10. ビッチスラップ3人組「ビッチスラップ」
  11. ルーツ「BANDAGE
  12. BECKBECK
  13. アメリカ軍爆発物処理班「ハートロッカー」
  14. 矢島美容室矢島美容室 the movie」
  15. インセプションのチーム「インセプション

そりゃ今年はエクスペンダブルズでしょう!Aチームはその分割りを食っちゃいましたね。来年公開だったらAチームが一位になってる可能性大。3位はね、「だまされたと思って食ってみろ!」っていうことわざがありましてな。SATCシリーズはホントに面白いと思います。邦画のバンド映画だったら「ソラニン」のロッチが一番仲が良さそう。「ハートロッカー」は、あれ軍だからね。死の危険があるよ!でも矢島美容室に入るよりはましっていう。今年最低のチームは文句無しで「インセプション」のあのチームです。リーダー(ディカプリオ)についていける気がしないよ!


【最優秀悪役】

  1. 稲垣吾郎十三人の刺客
  2. 宍戸錠「ヌードの夜」
  3. 北村総一朗アウトレイジ
  4. マーク・ストロングキック・アス
  5. 秦 浩司「堀川中立売」
  6. 松たか子「告白」
  7. 北乃きい「バンデイジ」

今年を代表する悪役は吾郎ちゃんで。ホントに悪い奴でした。ここに上げた悪役は全員手加減が一切無いのが良かったです。女だろうか子供だろうがおかまいなしの極悪っぷりを炸裂させてくれたみなさん。「堀川中立売」の秦 浩司さんは加藤 The catwalk ドーマンセーマン役の方です。あ、北乃きいちゃんは完全にヒールとして観てましたよ、あの映画は。


【最優秀アクション】

  1. 十三人の刺客」のラスト50分
  2. 「エクスペンダブルズ」の飛行機空爆シーン
  3. 「第9地区」のパワードスーツ無双シーン
  4. ヒックとドラゴン」のドラゴン飛行シーン
  5. 特攻野郎Aチーム」のオープニング

観ていてテンションが上がりまくったシーン5つ。1位はたしかにスゴかったんだけど「ラスト50分」っていう概念を無理やり作り出したのがスゴかったね。


【最優秀コメディパフォーマンス】

  1. サシャ・バロン・コーエン「ブルーノ」

この賞はブルーノ一択で!他が思い浮かびません。うん、とにかく長生きして欲しいですよ...。


【最優秀ファイト】

  1. シンスケとツトム君のバカ2人vs加藤 The catwalk ドーマンセーマン「堀川中立売」
  2. 松江監督と前野健太の眼鏡のやりとり「ライブテープ」
  3. 小野さやか監督vsご両親「アヒルの子」
  4. キック・アスver2.0vs暴漢「キック・アス
  5. ドルフ・ラングレンvsジェット・リー「エクスペンダブルズ」

タイマンもしくはタッグ戦の良いシーンをセレクト。1位は観ててとにかく気持ちよかった。2位の素晴らしさはまた別の記事で書きます。3位の緊迫感はガチなだけにスゴい迫力。4位は「キック・アス」の感想で書いた通り。5位は同作品のランディ・クートゥアvsスティーブ・オースチン戦と迷った結果です。



やっとまとまった...。思いのほか時間がかかっちゃった。
メインの作品ベスト10は次回書きます!


おまけ
さすがにワースト各賞まではやらないけど、「SPACE BATTLE SHIP ヤマト」「矢島美容室 The movie」の黒木メイサには、過去に「恋空」「フレフレ少女」から創設しました「がんばれ!新垣結衣!」賞を差し上げたい。美人すぎるのも大変だね。誰もあの逸材を上手い事使いこなせて無いじゃないの。