2011年個人的映画ランキングベスト10

今年面白かった映画はこんな感じになりました。
具体的な感想はタイトルにリンクを貼っておきます。まずは10位から。




【第10位】「トーキョードリフター」

2011年の東京、あの時の「日常」。映像は極めて印象的に、音声は極めて写実的に。2つの異なる表現がぶつかるラストシーンに「激動だった2011年」を見ました。


【第9位】「イップ・マン 序章」

2011年にもなって、こんなに素晴らしいカンフー映画が映画館で観られるとは思っていませんでした。


【第8位】「塔の上のラプンツェル」

コメディでアクションでラブストーリー。冒頭、主人公が死んでいるっていうナレーションで始まるのは衝撃的でした。


【第7位】「スーパー!」

「全ては神の思し召しである」っていう考えで動く主人公の話は「ブルースブラザーズ」や「ゆきゆきて神軍」でもあった話。これは「神の名の下に動く事は果たして正しいのか?」まで描いてました。少なくとも彼本人は幸せだ。でも観ている方はそのラストに衝撃を受ける。こんな話をコメディ風に入っていったのはスゴい。最終的に笑えない話になっていく構成も見事。笑い事じゃないんだもの。


【第6位】「イップマン 葉問」

最初から最後までホントに楽しませてもらったんだけど、この映画で一番好きな瞬間は上の画像の佇まいかもしれない。


【第5位】「ザ・ファイター」

全体的に広がるダサさが良いんですよ。選曲とか洋服とか。面白い話だなあ...と思ってたらエンドロール、まさかの「お土産」付きで大満足。


【第4位】「その街のこども 劇場版」

フィクションとドキュメンタリーが半々くらい。キャスティングが良かったと思う。クライマックスの撮影の当日に放送したっていう超荒技も「すげえ!」と思いました。まさかこの映画みたすぐ後にあの震災が起こるとは。


【第3位】「glee/グリー ザ・コンサート3Dムービー」

まさかの3位です。この映画ホントに良かったのです。未見のTVドラマの映画なんてわかる訳ないんですが、この映画に関してはそんな事を軽くクリアしていました。このドラマの元からある「質の良さ」と映画の構成がばっちりあっていたんだと思います。テレビドラマの映画化なんてやるもんじゃないよっていう事も一概には言えないという事もわかったという、ある意味、革新的な映画。


【第2位】「監督失格」

凄まじい映画でした。「あのシーン」の衝撃が強烈過ぎて初見の時立ち上がれなくなったほど。感想にも書きましたが監督本人に直接「感想」、というか「お礼」を言えたっていうのも思い出深いです。


【第1位】「電人ザボーガー」

ボクが「映画」に求めているほぼ全ての事がこの映画に詰まっていました。2011年の映画と言えばボクは真っ先にこれを挙げます。


という事で結果はこんな感じ。

【2011年個人的映画ランキングベスト10】
第1位:「電人ザボーガー
第2位:「監督失格
第3位:「glee/グリー ザ・コンサート3Dムービー」
第4位:「その街のこども 劇場版」
第5位:「ザ・ファイター」
第6位:「イップ・マン 葉問」
第7位:「スーパー!」
第8位:「塔の上のラプンツェル
第9位:「イップ・マン 序章」
第10位:「トーキョードリフター」

以上、今年のベストテンでした。一応、ワーストもちょろっと。







2011年個人的ワースト作品
「モテキ」 「もしドラ」 「ワラライフ!!」

ちょっとワーストとしてあまりにもベタなのでわざわざ挙げるのもどうかと思うんですけどね。感想を書いちゃうとスッキリしちゃうもんで、観た当初は諸々と腹も立ててたんだろうけど、今となっては何がどうワーストだったかなんてキレイさっぱり憶えていないのです。印象として今も残ってるのは「作り手がなんかキモい。」って事くらいで。「キモッ!」っていう感覚は3本に共通してましたね。でも念のため言っとくと、単にボクと了見が合わなかっただけの話で、別に映画そのものが悪い訳じゃない。何が悪いって観たボクが悪いのです。モテキ」に関して言うとボクは全然ダメでしたが、10年先、20年先に観たら絶対面白いと思いますよ。それほど「2011年」という年を真空パックしていて。「コミック雑誌なんかいらない!」とまでは言わないけど、その時代の風俗を残した「タイムカプセル」としてみるとまあアリなのかな、と。


どうでもいいけど、今挙げたダメ映画って口に出して読むと語呂が良いんで楽しくなりますね。
モテキ」「もしドラ」「ワラライフ!!」
モテキ」「もしドラ」「ワラライフ!!」
まあ、つまんないモノで再度楽しもうという「リサイクル運動」の一環ですよ。
モテキ」「もしドラ」「ワラライフ!!」